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ケアマネージャー試験問題の分析〜福祉サービスの知識等
ケアマネージャー試験の試験問題で、最後の区分がこの「福祉サービスの知識等」です。
介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士などの資格保有者は免除される出題区分であり、主に介護、支援の在様についての認識、知識が問われます。
この区分は出題数15問です。
平成22年度の実際のケアマネージャー試験の問題を眺めてみると、介護・ソーシャルワーカーとしての姿勢に関する問題が2問、介護者・ソーシャルワーカーの業務技術に関する問題が2問。介護の範囲や業務の範囲、業務の区分に関する問題が7問。高齢者虐待や生活保護など行政、法律に関する問題が2問。業務に利用する器具、社会資源に関して2問という分布になっていました。
出題数の多さから見ると、「〜介護とはどのような介護を指すか」「何が介護保険範囲の介護サービスに入るのか」といった部分について、用いられる用語と自分の認識をしっかり結びつけておくこと、介護保険制度に関する理解が重要であると言えるでしょう。
ケアマネージャーになるにあたって、最も多いパターンが「介護福祉士or社会福祉士→5年勤務→ケアマネージャー試験を受験」というものなので、結構この分野は免除になることが多く、実際に受ける人が少ない試験区分です。
とはいえ、ケアマネージャーとして必要な知識を介護支援分野と並んで含んでいる分野でもありますので、分野的には重要な分野でもあります。
看護師、准看護師、理学療法士、鍼灸師、柔道整復師などの資格でケアマネージャー試験を受験をする人は、単に試験に合格出来ればいいと考えずに、しっかり勉強しておくことで、後々の実務に役立つことでしょう。